オールオン4は抜歯と同日手術できる?条件と流れをわかりやすく解説

「歯をすべて抜かなければいけないと言われた。でも、その日のうちにインプラントの手術もできるの?」そんな疑問をお持ちの方は多くいらっしゃいます。
オールオン4における抜歯と同日手術は、条件が整えば可能です。ただし、誰でも当日に対応できるわけではなく、骨量・歯周病の状態・全身疾患の有無など、複数の観点から事前に精密な評価が必要になります。歯科用CTや口腔内スキャナを用いた術前診断によって、同日手術が安全に行えるかどうかを判断することが、治療成功のカギを握ります。
「抜歯と同日でインプラントできる?」多くの方が抱える疑問
歯がほとんど残っていない、あるいは残っていても保存が難しい状態と診断されたとき、「いつ、どのように治療が進むのか」という不安は非常に大きいものです。とくに「抜歯の後、長期間歯がない状態で過ごさなければならないのか」という点は、患者様からもっとも多く聞かれる悩みのひとつです。
オールオン4(All-on-4)とは、上顎または下顎の歯をすべて失った、あるいは失う見込みの場合に、片顎につき4本のインプラント体を埋入し、その上に固定式のブリッジ(義歯)を装着する治療法です。従来の入れ歯と異なり、骨に固定されるため安定感があり、見た目も自然な仕上がりが期待できます。
この治療では、残存歯の抜歯とインプラント体の埋入を同日に行うケースがあります。これを「即時荷重」「抜歯即時埋入」と呼びます。ただし、同日に手術できるかどうかは患者様の口腔内の状態・全身の健康状態・骨の状態によって異なり、一概に「できる」とも「できない」とも言えません。まずは正確な検査と診断が出発点になります。
「抜歯日=手術日」を希望する方が増えている背景
仕事や育児で多忙な方、または何度も通院することへの心理的・身体的な負担を軽減したい方にとって、抜歯と手術を同日に済ませられる可能性があるという点は大きな関心事です。また、歯がない期間の見た目の問題を最小限に抑えたいというご要望も、同日手術を希望する理由として多く挙げられます。
「同日できる」という情報の誤解に注意
インターネット上には「オールオン4は抜歯と同日で手術できる」という情報が目に入ることがあります。しかし、すべての方が同日手術の対象になるわけではありません。骨量が不十分であったり、重度の歯周病が残存していたり、全身疾患のコントロールが不安定な場合などは、同日手術を見送り、段階的に進めることが患者様の安全にとってより適切な場合があります。情報の一面的な解釈には注意が必要です。
オールオン4の抜歯同日手術ができる条件とは?
抜歯と同日にオールオン4手術を行えるかどうかは、主に以下の3つの観点から評価されます。歯科用CTや口腔内スキャナを使った術前の精密診断がこの判断を支えます。
オールオン4では4本のインプラント体を顎骨に埋入し、その初期固定力(一次安定性)が義歯を支える土台になります。骨量が十分でない場合や骨密度が低い場合は、インプラント体が安定しないリスクがあるため、同日荷重(手術当日に仮歯を装着すること)が難しくなることがあります。歯科用CTによる三次元的な骨量・骨質の評価が不可欠です。
重度の歯周病が残存している状態でインプラントを埋入すると、細菌感染によってインプラント周囲炎を引き起こすリスクが高まります。抜歯予定の歯の周囲に活動性の感染が認められる場合、感染を落ち着かせてから手術を行うほうが安全と判断されることがあります。感染の程度は口腔内診査と画像診断の組み合わせで評価されます。
糖尿病・高血圧・骨粗しょう症・血液凝固に影響する薬剤の服用(抗凝固薬・骨粗しょう症治療薬など)がある場合、インプラント手術のリスクが異なります。主治医との連携のもとで全身状態が安定していることが確認できた場合に手術を進めることが一般的です。自己判断で服薬を中断することは危険ですので、必ず歯科医師・医科主治医に相談しましょう。
判断に使われる主な検査とは
同日手術が可能かどうかを判断するために、カウンセリングの後に精密検査が行われます。歯科用CTによる顎骨の三次元評価では、骨の幅・高さ・密度を数値で確認します。口腔内スキャナによるデジタル印象では、現在の歯並びや咬合状態を精密にデータ化し、術後の仮歯(プロビジョナル)の設計に活用します。これらの検査データを組み合わせることで、同日手術の安全性を術前にシミュレーションすることができます。
「骨が少ない」と言われた方のケース
他院で「骨が少ないのでインプラントは難しい」と言われた経験をお持ちの方もいらっしゃいます。オールオン4は通常のインプラント治療と異なり、傾斜埋入(インプラント体を斜めに埋入する技術)によって骨量が比較的少ない部位でも活用できる場合があります。ただし、骨量が極端に不足している場合は骨造成が必要になることもあり、その場合は同日手術ではなく段階的な治療計画が立てられます。個人差がありますので、まず詳細な検査を受けることをお勧めします。
抜歯同日手術のメリットと知っておくべきリスク

抜歯と同日にオールオン4手術を行うことには、患者様にとって大きなメリットがある一方で、十分に理解しておくべきリスクも存在します。以下に整理します。
✅ メリット
⚠️ 知っておくべきリスク・注意点
⚠️ 注意:同日手術の可否は術前検査なしに判断できません
「同日でできる」という情報だけを信じて来院しても、検査結果によっては安全性の観点から段階的な治療計画をご提案する場合があります。患者様の長期的なお口の健康を最優先に考えた判断となりますので、あらかじめご了承ください。なお、治療開始後の予期せぬ状況変化により計画が変わることもあります(個人差があります)。
即時荷重(手術当日に仮歯装着)が成立する目安
即時荷重が成立するためには、埋入したインプラント体の初期固定力が一定の基準(一般的に35Ncm以上の埋入トルクが目安とされています)を満たしていることが求められます。この数値を術中に確認し、基準を満たしている場合に当日の仮歯装着へと進みます。満たせなかった場合は、荷重の時期を数週間〜数ヶ月後に延期する判断になります。個人差があります。
同日手術ができない場合の治療の流れ
感染コントロールや骨造成が先に必要と判断された場合、まず抜歯・消炎処置・骨造成などを行い、顎骨や口腔環境が整った段階でインプラント手術へと進みます。治療期間は症状の程度によって異なりますが、骨造成を伴う場合は数ヶ月単位の経過観察が必要になることがあります。段階的な治療であっても、各ステップを丁寧に行うことが長期的な安定につながります。
術前シミュレーションで同日手術の可否を事前に確認する流れ
オールオン4の治療において、術前の精密診断と治療シミュレーションは非常に重要な工程です。歯科用CTで顎骨の状態を三次元的に把握し、口腔内スキャナで現在の咬合状態をデジタルデータ化することで、手術前に「どこに・どの角度で・どの深さに」インプラントを埋入するかを計画できます。
まず、現在の口腔内の状態・お悩み・ご希望をお聞きします。残存歯の状態、歯周病の程度、咬み合わせなどを視診・触診で確認し、検査の方向性を決定します。費用・治療期間・治療の流れについてもこの段階で丁寧にご説明します。
歯科用CTで顎骨の三次元画像を撮影し、骨の幅・高さ・密度・神経管の位置などを評価します。口腔内スキャナを使ってお口の中をデジタルデータとして取得し、現在の歯並びや咬合状態を記録します。これらのデータをもとに、インプラントの埋入位置・角度・本数をデジタル上でシミュレーションし、安全に同日手術が行えるかどうかを判断します。
検査結果をもとに、抜歯と同日手術が可能なケースか、段階的な治療が必要なケースかを含め、治療計画と費用のご説明を行います。治療の進め方・期間・アフターケアの内容まで包括的にご提案します。疑問点はすべてこの段階でご確認いただけます。
オールオン4の費用について

オールオン4は自費診療となります。費用は患者様の口腔内の状態・使用するインプラントの種類・補綴物の素材・必要な前処置(骨造成など)によって異なります。
| 治療内容 | 費用の目安(税込) |
|---|---|
| 手術基本料(薬代・CT代込み) | 55,000円 |
| インプラント(1本総額目安) | 約550,000円〜 |
| オールオン4(片顎・パッケージ料金) | 4,213,000〜5,830,000円 |
※上記はすべて税込価格です。治療内容・症例によって費用が異なります。詳細は無料カウンセリングにてご確認ください。費用は自費診療のみとなります。
最長15年インプラント保証について
インプラント治療は高額な投資であるとともに、長期にわたってお口を支える大切な治療です。当院ではプランに応じて最長15年インプラント保証を設けており、治療後のアフターケアを含めた長期的なサポートに取り組んでいます。詳細な保証内容については、カウンセリングの際にご説明します。
横浜みなとみらいでオールオン4を相談するなら|シャングリラデンタルのこだわり
横浜市西区みなとみらいにあるシャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科は、自費診療専門クリニックとして、精密な術前診断と包括的な審美治療を提供しています。オールオン4をご検討の方の不安を少しでも解消できるよう、診療体制・設備・治療方針にこだわりを持って取り組んでいます。
- 🦷歯科用CT・口腔内スキャナによる精密術前診断:同日手術の可否を安全に判断します。
- 🦷梶原基弘理事長が全ての治療を一貫担当:担当医が途中で変わることなく、治療の最初から最後まで責任を持って対応します。
- 🦷静脈内鎮静法に対応:手術への恐怖感・不安感が強い方も、よりリラックスした状態で治療を受けていただける環境を整えています。
- 🦷完全個室・完全予約制:プライバシーに配慮した環境で、じっくりと治療に向き合っていただけます。
- 🦷セカンドオピニオンにも対応:他院での診断に疑問をお感じの方も、お気軽にご相談ください。
よくある質問
📋 この記事のまとめ
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オールオン4の同日手術について、まずご相談ください
横浜みなとみらいのシャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科では、無料カウンセリングを承っています。検査結果をもとに、理事長が丁寧にご説明します。セカンドオピニオンも歓迎です。

👨⚕️ 梶原基弘(かじわら のりひろ)理事長 より
「オールオン4において抜歯と手術を同日に行えるかどうかは、事前の精密診断なしには判断できません。歯科用CTと口腔内スキャナで骨の状態・感染の有無・顎の解剖学的な構造を詳細に把握したうえで、患者様お一人おひとりに最適な治療計画をご提案します。『同日でできますか?』という疑問はもちろん、治療への不安や費用の疑問も含め、カウンセリングでしっかりお答えしますので、まずは気軽にお越しください。治療は準備が9割です。丁寧な術前診断が、長期的な治療の安定につながると考えています。」