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診療時間
10:00~19:00
休診日
不定休 ※祝日は休診

精密根管治療

ROOT CANAL

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質の高い精密根管治療で
歯をできる限り残す

そもそも「根管」とは、歯の神経や血管の外側にある、細長いパイプ状の組織です。虫歯の侵食が神経に及んだときや、ケガで歯に衝撃を受けるなどして神経がダメージを受けた場合などに、根管治療を行います。
根管は非常に細く、形状が複雑なので内部の清掃は難しいですが、当院は最新の精密機器と、高い医療技術で質の高い精密根管治療を提供しています。

精密な根管治療のために

マイクロスコープによる拡大視野

根管の内部は細く暗いので、肉眼で確認することはできません。そのため当院は、マイクロスコープを使った拡大視野で根管内部を目視で把握できる状況を作っています。日本の根管治療は成功率が低いと言われますが、当院は技術の力で精度を担保しています。

見え方の違い

肉眼

マイクロスコープでの拡大視野

再感染を予防するラバーダム

根管治療中は根管内部が露出するため、内部を丁寧に清掃しても唾液が流入すると再感染が起こります。そのため当院はラバーダム防湿法を使って、根管治療中の部位に唾液が流れ込むことを防いでいます。
ラバーダムとは医療用のゴムシートで、治療中の歯以外を覆うように使います。これによって治療に支障がない状態を維持しつつ、再感染の防止が実行できます。

ニッケルチタンファイルの使用

根管治療においては、ファイルと呼ばれる針のような器具で根管の成形や内部の清掃を行います。
多くの歯科医院ではステンレスファイルが使用されていますが、当院は屈曲性の高さから、ニッケルチタンファイルを採用しています。屈曲性が高いと、複雑な根管の形状に添いやすいので、治療の成果や効率が上がります。

自費と保険の根管治療の違い

保険の範囲でも根幹の清掃や薬剤の補填は行いますが、自費診療なら保険よりも高度な治療ができます。
例えば自費ではマイクロスコープという歯科用顕微鏡を用います。マイクロスコープは治療精度の向上に役立ちますし、保存した画像で患者様ご自身がお口の状態を知る手助けができます。また、ラバーダム防湿という感染防止対策も行うなど、時間や手間をかけて治療のレベルをアップします。

  • 自費の精密根管治療

    視野

    マイクロスコープによる拡大視野。

    使用する素材

    ラバーダム、各種医療用セメント、ニッケルチタンファイルなど。

    再発の可能性

    患部の取り残しの可能性は軽減されるため、再発はしにくくなります。

  • 保険での根管治療

    視野

    肉眼で確認。

    使用する素材

    患部と封鎖する際にはガッターパーチャを使用。

    再発の可能性

    虫歯菌の再侵入、虫歯に侵された箇所を取り切れず再発する可能性があります。

根管治療のケース

初回の根管治療の場合

虫歯が悪化して神経に感染・炎症が起きたときに、根管内部の感染組織や細菌を除去することを目的に行います。根管は非常に細長く形状が複雑なので、治療は高難易度です。し
かし根管治療が不十分な場合、再発・再治療が必要となります。

根管治療は下記の再根管治療を繰り返すと、成功率は下がってしまうため、初回こそ精度の高い治療が必要です。

再根管治療の場合

過去に根管治療した部位で、再感染が起こった際に行う治療です。過去に神経を除去されていれば、再感染が起きても歯の痛みはありません。
しかし、炎症によって周囲の骨や歯肉がダメージを受けてことなどから、激しい痛みが起こってご来院される方もいらっしゃいます。

精密根管治療の流れ

Flow01 診査・診断

問診票と対面での問診で、現在の状況や既往歴などを確認し、口腔内を拝見します。その後レントゲンやCTなどの必要な検査を実施し、診断を行います。診断内容は丁寧に説明し、当院の提案に患者様が納得されましたら治療を開始します。

Flow02 浸潤麻酔

治療時の痛みを抑えるために事前に麻酔処置を行います。

Flow03 虫歯の除去

まず根管治療対象部位の詰め物・被せ物をはずします。治療する歯に虫歯が発生していれば悪い部分を削って除去します。

Flow04 ラバーダム防湿

ラバーダムは薄い医療用のゴムシートです。根管治療をしている歯に唾液を流入させないために、治療する歯だけが露出するように周囲の歯を覆います。この方法をラバーダム防湿と呼びます。

Flow04 根管の探索・清掃

マイクロスコープで根管の内部を視認しながら、感染組織を除去していきます。また、洗浄液も使用して根管内の清掃を徹底し、その後は細菌が入り込まないように封鎖して被せ物でふさぎます。

治療にあたり注意点

根管治療で歯を残せないケース

  • 歯が割れてしまっている場合
  • 根管治療時にすでに大きな穿孔がある場合
  • 少ない残存歯質量しか確保できなかった場合

精密根管治療の注意点

  • 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
  • 1回の通院で済まないことが多いです
  • 少数ですが、治療後に発熱や痛みが出た例が報告されています
  • 根管治療は失敗もあり得る治療で、形状が複雑なほど失敗率が上がります
  • 治療後数日は痛みや腫れが出ることがありますが、徐々に落ち着きます

料金や治療詳細について

SHANGRI-LA DENTAL横浜は自費治療を中心とした歯科医院です。治療費用・期間・回数の目安は以下の料金表のページをご覧ください。

料金表