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睡眠時無呼吸症候群の治療

SLEEP APNEA SYNDROME

SLEEP-APNEA-SYNDROME

良質な睡眠を妨げる
睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、近年認知度が上がっているので、名称をご存じの方は多いと思います。大まかに言うと、睡眠中に呼吸の停止や呼吸量の低下が見られるため、眠りの質が落ちたり疲労が残ったりする疾患です。

睡眠時無呼吸症候群の多くは、気道が閉塞して起こる閉塞性睡眠時無呼吸症候群であると報告されています。原因としては扁桃腺の大きさやあごが小さいこと、肥満の傾向などがあげられており、歯科との関連も強い疾患です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に無呼吸や低呼吸などを一定時間内に一定回数起こすことで疾患を認定します。睡眠中に呼吸の停止や低下が起これば、目覚める回数が増えますし、眠っていたとしても睡眠の質は低下します。

睡眠の質が低い状態が続くと、起きて活動しているときにも眠気が生じますし、集中力も低下します。そのため仕事や勉強の効率の低下や、居眠りによる危険、社会的評価の低下が懸念されます。また、心臓や脳の疾患のほか、糖尿病や高血圧症のリスクも上がるので、思い当たる方は早めにご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群の症状

  • いびきが大きい
  • 集中力、記憶力の低下が見られる
  • 睡眠の満足度が低く、眠気や疲労が残る
  • 夜間トイレに行くことが増えた

睡眠時無呼吸症候群の原因

  • 01

    口蓋扁桃、口蓋垂等の肥大

    口蓋扁桃は、口から身体に侵入する細菌やウイルスを防御する役割を追っています。この部分や口蓋垂が炎症などで腫れると、気道が閉塞しやすくなります。するといびきや睡眠時無呼吸症候群が増加します。

  • 02

    骨格や年齢による筋肉の衰え

    あごが小さいと舌が適切な場所に位置できず、気道をふさいで睡眠時無呼吸症候群につながることがあります。また加齢や筋肉の衰えでも舌が気道を狭める傾向が見られます。

  • 03

    肥満

    肥満傾向にあると、首にも脂肪が増えますから気道が狭まります。するといびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクが上がります。そのため、体重が増加傾向にある人は注意してください。

睡眠時無呼吸症候群の治療

スリーブスプリント

スリープスプリントは、気道確保効果を持つマウスピース状の器具です。就寝時に装着することで呼吸が楽になりますし、いびきや睡眠時無呼吸症候群の軽減に役立ちます。身体への負担もなく、出張や旅行にも持って行きやすいサイズです。ただし、歯周病が進行している場合や範囲疾患がある場合などは先に治療を行います。

Merit

  • 型取りができれば体にかかる負担もなく作製できます
  • 装着のみの非侵襲で高い有効性があります
  • 即効性が期待できます
  • 持ち運びやすいサイズです

Demerit

  • 自由診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
  • 下あごを前に出す作用があるので、あごに不快さや痛みを感じることがあります
  • 下顎前突、顎関節症がある方には適用できません

歯列矯正

歯並びの悪さや、あごの幅が狭いことに起因する睡眠時無呼吸症候群も存在します。その場合、矯正治療によって歯列を整えることが、睡眠時無呼吸症候群の治療として有効な場合もあります。

歯列矯正は歯垢や歯石の増加を防ぐので、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。また、自己肯定感が上がって前向きに生きることにも貢献します。

矯正歯科