インプラント サイナスリフトとは?手術の流れ・費用・リスクをわかりやすく解説

「インプラントを検討しているけれど、骨が足りないと言われてしまった」「サイナスリフトという言葉を聞いたけれど、どんな治療なのかよくわからない」——そのようなお悩みをお持ちの方は、決して少なくありません。
上顎の奥歯にインプラントを入れる際、骨の高さが不十分なケースでは、インプラントをしっかりと固定するために骨を増やす処置が必要になることがあります。その代表的な方法が「サイナスリフト(上顎洞挙上術)」です。
1. サイナスリフトとは?骨量不足とインプラントの関係
サイナスリフトとは、正式には「上顎洞挙上術(じょうがくどう きょじょうじゅつ)」と呼ばれる、インプラント治療のための骨造成手術の一種です。上顎の奥歯あたりには「上顎洞(サイナス)」と呼ばれる空洞(副鼻腔の一部)が存在します。この空洞が大きかったり、歯を失ったあとに骨が吸収されたりすると、インプラントを埋める十分な骨の高さが確保できなくなります。
そこで、上顎洞の膜(シュナイダー膜)を持ち上げて空間をつくり、そこに骨補填材(人工骨や自家骨など)を填入することで、骨の高さを増やす処置がサイナスリフトです。骨が増えることで、インプラント体をしっかりと骨に固定できる環境を整えることができます。
サイナスリフトが必要になる骨の高さの目安
一般的に、インプラントを埋入するためには顎骨の高さが一定以上必要とされています。上顎の奥歯の場合、上顎洞底から歯槽頂(歯を支えていた骨の頂点)までの距離が5mm以下の場合に、サイナスリフトが適応の候補となることが多いとされています(個人差があります)。残存骨の量は歯科用CTを使って精密に計測します。
よくある誤解:「骨が足りないとインプラントは無理」は正確ではない
「骨が足りないと言われたからインプラントはできない」と思い込んでしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、サイナスリフトのような骨造成処置は、骨量不足のある方のインプラント治療に対応するために存在する手術です。骨が足りないことが即「インプラント不可」を意味するわけではありません。現在の状態を正確に把握し、適切な計画を立てることが大切です。
2. なぜ上顎の奥歯は骨が不足しやすいのか
上顎の奥歯エリアは、インプラント治療においてもっとも骨量の確保が難しいとされる部位の一つです。
上顎の奥歯の根っこは、もともと上顎洞に近い位置にあります。そのため、歯を失ったあとに骨が吸収されると、上顎洞の底面と顎骨の間の距離がさらに短くなってしまいます。インプラントには一定の長さが必要なため、骨の高さが不足すると埋入が困難になります。
歯を失ったあとは、その部分の骨が徐々に吸収・縮小していきます(廃用性萎縮)。特に長期間歯がない状態が続いていた場合や、歯周病が進行していた場合は、骨の吸収が著しく進んでいることがあります。失歯からの時間が長いほど骨量不足のリスクが高まる傾向があります。
上顎骨は下顎骨に比べて骨質が軟らかく(海綿骨が多い)、骨密度が低い傾向があります。そのため、インプラントの初期固定を得るためにも骨の量・質の両面が重要になります。骨造成によって骨の土台を整えることが、長期的に安定したインプラントにつながると考えられています。
3. サイナスリフトの手術の流れ
サイナスリフトは外科的な処置を伴いますが、手順を事前に知っておくことで、不安を和らげることができます(実際の手順は患者様の状態によって異なります)。
残存骨が4〜5mm程度ある場合は同日埋入が検討されることがあります。残存骨がそれ以下の場合は、まずサイナスリフトを行い、骨の形成を6ヶ月程度待ってからインプラントを埋入するケースが多いとされています(個人差があります)。
術後は腫れや出血が生じることがあります。激しい運動・喫煙・鼻を強くかむ行為は、上顎洞内の圧力変化を招き治癒を妨げる可能性があるため、一定期間控えていただく必要があります。術後のケアについては担当医の指示に必ず従ってください。
4. サイナスリフトとソケットリフトの違い
サイナスリフトと似た処置に「ソケットリフト(クレスタルアプローチ)」があります。どちらも上顎洞を持ち上げて骨を増やす処置ですが、アプローチの方法が異なります。
✅ サイナスリフトの特徴
✅ ソケットリフトの特徴
どちらの方法が適しているかは、残存骨の高さや上顎洞の形態によって異なります。歯科用CTを用いた精密な診断のうえで、患者様に合った方法を選択することが重要です。
サイナスリフトのメリット・デメリット
✅ メリット
⚠️ デメリット・注意点
5. サイナスリフトを含むインプラント費用の目安
インプラント治療は自費診療となるため、費用は歯科医院によって異なります。当院シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科における参考費用をご案内します。
| 治療項目 | 費用目安(税込) |
|---|---|
| インプラント(1本) | 約550,000円〜 |
| CT診断料 | 22,000円 |
| インプラント手術費用(1本あたり・参考相場) | 150,000〜400,000円程度 |
| オールオン4(片顎・参考相場) | 2,000,000〜6,000,000円程度 |
サイナスリフトを行う場合は、骨造成処置の費用が別途発生します。費用の内訳・総額については、診断結果をもとにカウンセリングの場で詳しくご説明しています。費用が不明瞭なまま治療を進めることはありませんのでご安心ください。
※上記費用はあくまで目安です。医療費控除の対象となる場合がありますので、確定申告の際にご確認ください。
6. シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科のインプラントへのこだわり
横浜市西区みなとみらいに位置する当院は、患者様の口元の美しさと機能回復を両立するために、インプラント治療においても細部にわたるこだわりを持っています。
「骨が足りないと言われた」というご相談を多くの患者様からいただきます。確かに、上顎の奥歯はインプラントに必要な骨の確保が難しい部位ですが、現在の歯科医療ではサイナスリフトをはじめとする骨造成技術によって、多くの方にインプラント治療の選択肢をご提案できるようになっています。大切なのは、その場しのぎの対処ではなく、患者様の将来の口腔健康を見据えた根本的な治療計画を立てること。歯科用CTによる精密診断と丁寧なカウンセリングを通じて、一人ひとりに合った最善のご提案ができるよう努めています。どうぞ、諦める前にまずご相談ください。
シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科 理事長 梶原基弘(かじわら のりひろ)
7. よくあるご質問(FAQ)
この記事のまとめ
横浜みなとみらいで、インプラント・サイナスリフトのご相談を
「骨が足りないと言われた」「他院でインプラントを断られた」「費用や治療期間を詳しく知りたい」——そのようなお悩みを、まずは無料カウンセリングでお聞かせください。理事長・梶原基弘が直接ご説明します。
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