睡眠時無呼吸にマウスピース治療|歯科での対応を横浜みなとみらいの歯科医が解説

「朝起きても疲れが取れない」「パートナーにいびきがひどいと言われた」「昼間どうしても眠くなってしまう」――そのようなお悩みをお持ちではありませんか?
これらの症状は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインである可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は、放置すると生活の質や全身の健康に影響を及ぼすことが知られており、早めに対処することが大切です。
睡眠時無呼吸症候群とはどんな状態? あなたの「眠れない」を見逃さないで
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っている間に呼吸が止まる・浅くなる状態が繰り返される病気です。一般的には、1時間あたり5回以上の無呼吸・低呼吸が起きている場合に診断されるとされています。
「寝ているだけなのに、なぜ呼吸が止まるの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。実は、眠っている間は全身の筋肉が緩み、のどの周辺の組織が気道を塞ぎやすい状態になります。これによって呼吸が妨げられ、いびきや無呼吸が起きるのです。
こんな症状はありませんか? SASのサインをチェック
睡眠時無呼吸症候群は眠っている間に起きる症状が中心のため、自分では気づきにくい病気です。以下のような症状が続いている場合は、一度専門家に相談することをお勧めします。
これらの症状は睡眠の質の低下によるものが多く、日常生活や仕事のパフォーマンスに影響することが少なくありません。「年齢のせい」「疲れているだけ」と見過ごさず、早めに状態を確認することが大切です。
見過ごすと怖い?睡眠時無呼吸症候群と全身の関係
睡眠時無呼吸症候群は、単に「眠れない」だけの問題ではありません。繰り返す無呼吸は、体内の酸素濃度を低下させ、心臓や血管に負担をかけ続けます。高血圧・心疾患・糖尿病などの生活習慣病との関連も指摘されており、医療機関での早期対応が望まれます。
横浜みなとみらいエリアでも、睡眠の悩みを抱えながら忙しい日々を送るビジネスパーソンの方々からご相談をいただくことが増えています。気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
なぜ睡眠中に無呼吸が起きるのか? 仕組みと原因を整理
人が眠ると、全身の筋肉は自然に緩んだ状態になります。のどの奥(咽頭部)を支えている筋肉も同様に緩むため、舌の根元や軟口蓋(のどちんこの周辺)が沈み込み、気道を狭くしたり塞いだりします。この状態が「いびき」や「無呼吸」の原因となります。特に仰向けで眠ると、舌が重力で落ち込みやすく、症状が出やすいとされています。
気道が塞がれやすくなる背景にはいくつかの要因があります。肥満によって首・のど周りに脂肪がつきやすいこと、顎(あご)が小さい・後退している骨格的な特徴、鼻詰まりや扁桃腺肥大といった上気道の問題などが挙げられます。日本人は欧米人に比べて顎が小さい傾向があり、体型に関わらずSASになりやすい場合があることが知られています。アルコールの摂取や睡眠薬の使用も、筋肉の弛緩を強め、症状を悪化させる可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群は大きく「閉塞性(OSA)」と「中枢性(CSA)」に分類されます。日本で多くを占めるのは閉塞性(OSA)で、のどが物理的に塞がれることで起こるタイプです。歯科で行うマウスピース治療が対象となるのは、主にこの閉塞性タイプです。中枢性は脳からの呼吸指令に問題があるタイプで、治療のアプローチが異なります。まずは医療機関での検査で、どのタイプかを確認することが出発点となります。
歯科で行うマウスピース(口腔内装置)治療とは?
睡眠時無呼吸症候群の治療として広く知られているのがCPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)ですが、軽度〜中等度のSASには歯科での口腔内装置(マウスピース)が有効な選択肢のひとつとして挙げられます。
マウスピース(口腔内装置)の仕組み
歯科で作製するマウスピースは「下顎前進装置(MAD:Mandibular Advancement Device)」とも呼ばれます。上下の歯に装着し、下顎を少し前方に位置させることで、のどの気道スペースを広げる働きが期待できます。
下顎が前進することで、舌の根元や軟口蓋が前方に引き出され、眠っている間も気道が塞がれにくい状態を維持しやすくなります。これにより、いびきの軽減や無呼吸の回数を減らす効果が期待できるとされています(個人差があります)。
マウスピース治療の流れ
歯科でのマウスピース治療は、以下のような流れで進めることが一般的です。ただし、クリニックや患者様の状態によって異なる場合があります。
まずは症状や生活習慣についてくわしくお伺いします。睡眠時無呼吸症候群の診断は医科での検査(睡眠ポリグラフ検査など)が必要です。当院ではカウンセリングを通じて状態を把握し、必要に応じて連携する医療機関をご案内することも可能です。また、歯科用CTや口腔内スキャナを用いて口腔内の状態を丁寧に確認します。
口腔内スキャナを使ってデジタルで精密にお口の形状を取得します。フィルムや印象材を使った従来の型取りとは異なり、患者様の負担が少ないのが特徴です。取得したデータをもとに、患者様のお口に合ったマウスピースをオーダーメイドで製作します。
完成したマウスピースをお渡しする際に、装着感や噛み合わせを丁寧に確認します。就寝時に装着していただき、しばらく使用した後に症状の変化や装着感についてご報告いただきながら、必要に応じて調整を行います。定期的なフォローアップで、長期的に使用しやすい状態を維持していただけるようサポートいたします。
マウスピース治療のメリットと注意点を正直にお伝えします
マウスピース治療には多くの方に向いている点がある一方で、注意すべき点や向き不向きもあります。正しく理解した上で選んでいただくことが、治療への満足度につながります。
✅ マウスピース治療のメリット
⚠️ 注意点・向き不向きについて
睡眠時無呼吸症候群の診断は、歯科単独では行えません。医師(耳鼻咽喉科・内科・睡眠専門外来など)での検査と診断が必要です。歯科でのマウスピース治療は、医師の診断のもと、連携しながら行われるものです。「いびきが気になる程度」の方も含め、まずはご相談ください。
よくある誤解:「マウスピースを作ればすぐ治る」は本当?
マウスピースはSASの「治療の補助」として機能するものであり、装着しただけで症状が根本的に解消されるわけではありません。生活習慣の改善(体重管理・アルコールの見直しなど)と組み合わせることで、より良い状態が期待できます。また、効果には個人差があります。定期的に経過を確認しながら、必要に応じて治療方針を調整していくことが大切です。
シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科の睡眠時無呼吸治療へのこだわり
横浜市西区みなとみらいに位置するシャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科では、包括的審美治療の一環として睡眠時無呼吸症候群への対応も行っています。「口元の健康が全身の健康につながる」という考えのもと、梶原基弘理事長が一貫して治療に携わります。
睡眠は、私たちの健康の土台です。「いびきがひどい」「熟睡できない」というお悩みは、口腔内の状態と密接に関係していることがあります。当院では、お口全体の状態を丁寧に確認した上で、患者様おひとりおひとりに合ったアプローチをご提案しています。「まだ受診するほどでもないかな」と思っている方も、まずは気軽にお話しいただければ幸いです。睡眠の質が整うことで、毎日の生活が変わるきっかけになると信じています。
シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科 理事長 梶原基弘(かじわら のりひろ)
よくあるご質問
まとめ:この記事のポイント
睡眠のお悩み、まずはお気軽にご相談ください
「いびきが気になる」「睡眠時無呼吸症候群と診断されてマウスピースを検討している」「他院でのセカンドオピニオンを希望する」など、どのようなお悩みもお気軽にご相談ください。
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