インプラントの通院回数〜治療完了までのスケジュールを解説

インプラント治療の通院回数と期間について
インプラント治療を検討されている患者様から、「何回くらい通院が必要ですか?」「どのくらいの期間がかかりますか?」というご質問をよくいただきます。
治療期間や通院回数は、お口の状態や選択する治療法によって大きく異なります。一般的には、下あごで約6ヵ月、上あごで約12ヵ月が目安となりますが、これはあくまで標準的なケースです。
シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科では、完全予約制を採用しており、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立案しています。初診から治療完了、そしてメンテナンスまで、理事長が一貫して対応いたしますので、安心して治療を受けていただけます。
この記事では、インプラント治療の各ステップと通院回数、期間の目安について詳しくご説明します。
初診から治療計画立案まで(通院回数:2〜3回、期間:2日〜2週間程度)
初回カウンセリングと精密検査

治療の第一歩は、患者様のお悩みや希望を丁寧にお聞きすることから始まります。
初診では、まずカウンセリングで現在の歯の状態や治療に対するご要望を確認します。その後、レントゲン撮影、歯周病検査、口腔内写真撮影などの精密検査を実施します。痛みや欠けなどがある場合は、応急処置も行います。
最も重要なのは、残存歯や顎の骨の状態を正確に把握することです。当院では歯科用CTを使用し、骨量や質感を3次元で分析します。神経・血管・上顎洞や残存歯との位置関係も3次元で把握することで、より安全で確実な治療計画を立てることができます。
治療計画のご提案
検査結果をもとに、患者様に最適な治療計画を立案します。
当院では、複数の治療オプションを提示し、患者様ご自身が納得して選択できるよう心がけています。治療にかかる費用や期間、注意事項などを詳しくご説明し、ご予算や治療期間などのご要望をすり合わせていきます。
噛み合わせのバランスや骨の状態によっては、他の専門医や歯科技工士とカンファレンスを行い、後日あらためて治療計画をご説明する場合もあります。
事前治療が必要なケース(期間:状態が改善されるまで)
歯周病治療
インプラント治療の成功には、お口全体の健康状態が重要です。
歯周病がある場合、まずその治療を優先します。歯周病は歯を支える骨を溶かす病気であり、インプラントの土台となる骨にも悪影響を及ぼす可能性があります。歯垢・歯石の除去、歯肉炎症の軽減、ブラッシング指導などを行い、お口の環境を整えます。
骨造成治療
骨量が不足している場合は、骨を増やす治療が必要になることがあります。
重度の歯周病で顎の骨が少なくなっている方や、長期間歯を失っていた方は、インプラントを埋入するための十分な骨がない場合があります。このような場合、骨移植やサイナスリフト、ソケットリフトといった骨造成手術を行います。骨造成治療には通院回数2〜4回、期間4〜7ヶ月程度を要することがあります。
その他の事前治療
残存歯にむし歯がある場合は治療を行い、治療が見込まれない歯は抜歯します。
また、全身疾患が要因で感染しやすい状態にある方や、糖尿病で血糖コントロールが上手くいっていない方は、主治医と連携しながら全身状態の改善を図ります。喫煙されている方には禁煙指導も行います。これらはすべて、インプラント治療の成功率を高めるために必要な準備です。
インプラント埋入手術(通院回数:1〜2回、期間:1日〜2週間)
手術方法の選択:1回法と2回法
インプラント手術には、1回法と2回法の2つの方法があります。
1回法は、インプラント埋入と同時にアバットメント(連結部分)を装着する方法です。手術が1回で済むため、治療期間が短く、患者様の身体的負担も少なくなります。顎の骨がしっかりしていて、細菌感染のリスクが低い方に適しています。
2回法は、まず1回目の手術でインプラントを埋入し、歯肉を縫合して定着期間を置きます。その後、2回目の手術でアバットメントを装着する方法です。細菌感染のリスクが高い方や、インプラントを露出させたとき外力によって骨との結合が阻害される可能性が高い方に適しています。
手術当日の流れ
手術は局所麻酔を使用して行います。入院の必要はありません。

埋入するインプラントの本数や骨移植の有無によって異なりますが、手術時間は約1〜3時間です。当院では、マイクロスコープや歯科用CTなどの最新設備を使用し、精密で安全な手術を心がけています。
手術後は、飲酒・激しい運動・入浴を控えていただきます。また、手術当日のうがいや、治療した部位で噛むこと、患部に触れることも避けてください。喫煙は血行を悪くし、骨とインプラントの結合を妨げるため、禁煙をお願いしています。
治癒期間と骨結合(期間:3〜6ヶ月)
インプラントと骨の結合を待つ期間
手術後、最も重要なのがこの治癒期間です。
インプラントが顎の骨としっかりと結合するまでには、一定の期間が必要です。骨の状態や患者様の健康状態によって異なりますが、比較的早い方で2〜3ヵ月程度、長くかかる場合は6ヵ月以上を要することもあります。
2回法で手術を行った場合は、この期間の後に2回目の手術を行い、アバットメントを装着します。2回目の手術は30分程度で終わり、その後は人工歯をセットするまでの期間を1〜6週間開けます。
治癒期間中の注意点
この期間中は、インプラント部位に過度な力をかけないよう注意が必要です。
定期的に来院いただき、経過を確認します。異常を感じた場合は、すぐにご連絡ください。当院は完全予約制ですが、緊急時には柔軟に対応いたします。
人工歯の装着(通院回数:1〜2回、期間:1日)
最終的な人工歯のセット
インプラントと骨がしっかりと結合したら、いよいよ人工歯を装着します。
当院では、口腔内スキャナを使用して精密な歯型を取得します。従来の型取りと比べて、患者様の負担が少なく、より正確なデータを得ることができます。このデータをもとに、歯科技工士が患者様に最適な人工歯を作製します。
人工歯のセット時には、噛み合わせを丁寧に確認します。噛み合わせが適切でないと、インプラントや周囲の歯に過度な負担がかかり、長期的な問題を引き起こす可能性があります。微調整を行い、患者様が快適に噛めることを確認してから、人工歯をアバットメントと連結させて治療完了です。
審美性へのこだわり
当院は包括的審美治療を掲げています。
機能面だけでなく、見た目の美しさにもこだわります。人工歯の色や形、歯並びなど、患者様のご要望を丁寧にお聞きし、理想の口元を実現します。セラミックなどの高品質な材料を使用し、自然で美しい仕上がりを目指します。
治療後のメンテナンス(定期的な通院)
インプラントを長持ちさせるために
インプラント治療は、人工歯を装着したら終わりではありません。
インプラントを長期的に維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。天然歯と同様に、インプラント周囲にも歯垢や歯石が付着し、インプラント周囲炎という病気を引き起こす可能性があります。これを予防するため、3〜6ヶ月に1回程度の定期メンテナンスをお勧めしています。
当院のメンテナンス内容
定期メンテナンスでは、プロのクリーニングとチェックを行います。
インプラント周囲の歯肉の状態、噛み合わせ、人工歯の状態などを確認します。バイオフィルム(細菌の膜)を除去し、お口全体の健康を維持します。また、ご自宅でのブラッシング方法についてもアドバイスいたします。
当院は分院であるOCEAN DENTAL OFFICE MINATOMIRAIとの連携治療が可能です。患者情報を共有しながら、継続的なケアを提供いたします。
治療期間を短縮するために
事前準備が重要です
治療期間を短くするには、お口の健康状態を良好に保つことが大切です。
歯周病やむし歯がない状態であれば、事前治療の期間を省略でき、すぐにインプラント埋入手術に進むことができます。日頃から定期的な歯科検診を受け、お口の健康を維持することをお勧めします。
骨の状態を良好に保つ
歯を失った後、長期間放置すると骨が痩せてしまいます。
骨造成治療が必要になると、治療期間が大幅に延びてしまいます。歯を失った場合は、早めにご相談いただくことで、治療期間の短縮につながります。また、禁煙や適切な栄養摂取など、生活習慣の改善も骨の健康に役立ちます。
シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科の特徴
完全予約制で計画的な治療を
当院は完全予約制を採用しています。

患者様一人ひとりに十分な時間を確保し、丁寧な診療を心がけています。1日の診療人数を限定することで、待ち時間を少なくし、プライバシーに配慮した環境を提供しています。診療は個室または半個室で行い、カウンセリングも専用スペースで実施します。
理事長による一貫した対応
初診から治療完了、フォローアップまで、理事長が一貫して対応します。
理事長は日本口腔インプラント学会認定のインプラント専門医であり、豊富な経験と高い技術を持っています。九州歯科大学で歯学博士を取得し、口腔インプラント科で外来診療チーム長を務めた経歴があります。難症例や他院でのトラブルにも対応可能です。
最新設備による精密治療
当院では、最新の設備を導入しています。
マイクロスコープ、歯科用CT、口腔内スキャナ、3Dプリンター、インプランター、心電図モニター、笑気ガス、シリンジポンプなど、精密診断・精密治療を可能にする機器を揃えています。これらの設備により、より安全で確実な治療を提供できます。
まとめ
インプラント治療の通院回数と期間は、お口の状態や治療法によって異なります。
標準的なケースでは、初診から治療完了まで下あごで約6ヵ月、上あごで約12ヵ月が目安です。初診・検査で2〜3回、事前治療が必要な場合はその期間、インプラント埋入手術で1〜2回、治癒期間3〜6ヶ月、人工歯装着で1〜2回の通院が必要です。治療後も定期的なメンテナンスが重要です。
シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科では、完全予約制で患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立案し、理事長が一貫して対応いたします。最新設備を使用した精密な診断・治療により、安全で確実なインプラント治療を提供しています。
インプラント治療をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。患者様のお悩みやご要望を丁寧にお聞きし、最適な治療計画をご提案いたします。
シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい5丁目1番2号 横浜シンフォステージ ウエストタワー3F
電話:045-211-4618
診療時間:10:00~19:00
休診日:不定休(祝日は休診)
アクセス:みなとみらい線「高島駅」徒歩1分
詳細はこちら:シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科

著者情報
理事長 梶原 基弘NORIHIRO KAJIWARA
- 経歴
- 九州歯科大学口腔インプラント科医員 外来診療チーム長
- 九州歯科大学口腔再建リハビリテーション学分野(口腔インプラント学)大学院歯学博士
- 関東医療法人 東京都、神奈川県にて院長に
- 資格・所属学会
- 日本口腔インプラント学会
- JSOI 日本口腔インプラント学会専門医
- 九州歯科大学歯学博士
投稿論文
- Soft tissue biological response to zirconia and metal implant abutments compared with natural tooth: microcirculation monitoring as a novel bioindicator. Kajiwara N, Masaki C, Mukaibo T, Kondo Y, Nakamoto T, Hosokawa R.Implant Dent. 2015 Feb;24(1):37-41.
- Comparison of plaque accumulation and soft-tissue blood flow with the use of full-arch implant-supported fixed prostheses with mucosal surfaces of different materials: a randomized clinical study. Kanao M, Nakamoto T, Kajiwara N, Kondo Y, Masaki C, Hosokawa R.Clin Oral Implants Res. 2013 Oct;24(10):1137-43.
Two-dimensional real-time blood flow and temperature of soft tissue around maxillary anterior implants. Nakamoto T, Kanao M, Kondo Y, Kajiwara N, Masaki C, Takahashi T, Hosokawa R.Implant Dent. 2012 Dec;21(6):522-7.
