インプラント初診前に知りたい!よくある質問6選と専門医の回答

インプラント治療を検討されている方へ
インプラント治療を考えているけれど、費用や痛み、治療期間など不安なことがたくさんありますよね。
初めての方にとって、インプラント治療は未知の世界です。
「本当に自分に合った治療なのか」「どのくらいの期間がかかるのか」「費用はどれくらい必要なのか」・・・こうした疑問を抱えたまま、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
私は日本口腔インプラント学会専門医として、これまで数多くの患者様の治療に携わってきました。その中で、初診時に皆様から寄せられる質問には共通するものが多くあります。今回は、インプラント治療を検討されている方が初診前に知っておきたい代表的な質問6つについて、専門医の立場から丁寧にお答えします。
質問1:インプラント治療の費用はどのくらいかかりますか?
インプラント治療は自由診療となるため、費用が気になる方は非常に多いです。
一般的に、1本あたりの費用は30万円から50万円程度が相場とされています。ただし、これはあくまで目安であり、治療内容や使用するインプラントシステム、医院によって大きく異なります。
費用に含まれる項目
インプラント治療の費用には、以下のような項目が含まれます。
- 診査診断費用・・・CT撮影や口腔内検査など
- 手術費用・・・インプラント体の埋入手術
- 上部構造費用・・・被せ物(セラミックやジルコニアなど)
- メンテナンス費用・・・治療後の定期検診
当院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態を精密に診査診断した上で、最適な治療プランと費用の詳細をご提案しています。無料カウンセリングでは、費用面についても透明性を持ってご説明しますので、安心してご相談ください。
追加費用が発生するケース
骨の量が不足している場合は、骨造成術が必要になることがあります。
この場合、別途費用が発生しますが、事前の診査で必要性を判断し、詳しくご説明いたします。治療開始前に総額を明確にお伝えしますので、予期せぬ追加費用が発生することはありません。
質問2:インプラント手術は痛いですか?
「手術」と聞くと、痛みを心配される方がほとんどです。
しかし、実際のインプラント手術は、適切な麻酔を行うため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。多くの患者様が「思っていたより楽だった」とおっしゃいます。
手術中の痛み対策
当院では、局所麻酔を確実に効かせてから手術を開始します。麻酔の注射自体の痛みも、表面麻酔を使用することで最小限に抑えています。手術中は麻酔が効いているため、痛みではなく、押される感覚や振動を感じる程度です。
不安が強い方には、静脈内鎮静法という方法もあります。
これは、点滴から鎮静剤を投与することで、うとうとした状態で手術を受けられる方法です。恐怖心が強い方や、長時間の手術が必要な方に適しています。
手術後の痛みについて
手術後は、麻酔が切れると多少の痛みや腫れが出ることがあります。ただし、これは抜歯と同程度か、それ以下のことが多いです。痛み止めを処方しますので、適切に服用していただければ、日常生活に大きな支障をきたすことはありません。
腫れは2〜3日がピークで、その後徐々に引いていきます。個人差はありますが、1週間程度で落ち着く方がほとんどです。
質問3:治療期間はどのくらいかかりますか?
インプラント治療の期間は、患者様の口腔内の状態によって大きく異なります。
一般的な流れとしては、インプラント体を埋入してから骨と結合するまでに3〜6ヶ月程度かかります。その後、上部構造(被せ物)を装着するため、トータルで4〜8ヶ月程度が目安となります。
治療の主なステップ
- 初診・カウンセリング・・・口腔内の状態確認、治療計画の立案
- 精密検査・・・CT撮影、口腔内スキャンなど
- 一次手術・・・インプラント体の埋入
- 治癒期間・・・骨とインプラントの結合を待つ(3〜6ヶ月)
- 二次手術・・・歯肉を整える処置(必要な場合)
- 上部構造の製作・装着・・・被せ物の作製と装着
骨造成が必要な場合は、さらに数ヶ月の期間が必要になることもあります。
当院では、治療開始前に詳細なスケジュールをお伝えし、患者様のライフスタイルに合わせた治療計画を立案します。お仕事やプライベートの予定に配慮しながら、無理のないペースで治療を進めていきますので、ご安心ください。
即時荷重インプラントについて
条件が整えば、手術当日に仮歯を装着できる「即時荷重インプラント」という方法もあります。ただし、これは骨の状態や埋入位置など、いくつかの条件を満たす必要があります。適応可能かどうかは、精密検査の結果をもとに判断いたします。
質問4:骨が少ない場合でもインプラント治療は可能ですか?

「骨が少ないからインプラントはできない」と他院で言われた方も、諦める必要はありません。
骨の量が不足している場合でも、骨造成術という方法を用いることで、インプラント治療が可能になるケースが多くあります。私は日本口腔インプラント学会専門医として、難症例の治療経験も豊富に持っています。
主な骨造成の方法
GBR(骨誘導再生法)は、骨が不足している部分に人工骨や骨補填材を入れ、特殊な膜で覆うことで骨の再生を促す方法です。比較的広い範囲の骨造成に適しています。
サイナスリフトは、上顎の奥歯の部分で骨の高さが不足している場合に行う方法です。上顎洞という空洞の底を持ち上げ、そこに骨補填材を入れて骨を増やします。
ソケットリフトも上顎の骨が少ない場合に用いる方法ですが、サイナスリフトよりも侵襲が少なく、インプラント埋入と同時に行えることが多いです。
骨造成のリスクと期間
骨造成を行う場合、治療期間が延びることは避けられません。骨が再生するまでに4〜6ヶ月程度かかるため、その分トータルの治療期間も長くなります。また、骨造成自体にもリスクはありますが、適切な診査診断と確実な技術があれば、成功率は非常に高いです。
当院では、CT撮影による精密な診査を行い、骨の状態を三次元的に把握した上で、最適な骨造成の方法を選択します。デジタルシミュレーションを活用することで、治療後のイメージも事前に共有できます。
質問5:インプラントはどのくらい持ちますか?
インプラントの寿命について、多くの方が気にされています。
適切なメンテナンスを行えば、インプラントは10年以上、場合によっては20年以上使用できることも珍しくありません。実際、10年生存率は90%以上というデータもあります。ただし、これはあくまで適切なケアを続けた場合の話です。
インプラントを長持ちさせるポイント
定期的なメンテナンスが最も重要です。インプラント周囲炎という、インプラント周りの歯肉や骨に炎症が起こる病気を予防するため、3〜6ヶ月に一度の定期検診が必要です。
毎日の適切なブラッシングも欠かせません。インプラント自体は虫歯にはなりませんが、周囲の歯肉や骨の健康を保つために、丁寧なセルフケアが必要です。
喫煙の影響も無視できません。喫煙は血流を悪くし、インプラント周囲炎のリスクを高めます。できれば禁煙、難しい場合は本数を減らすことをお勧めします。
当院のアフターケア体制
当院では、治療後のアフターケアを非常に重視しています。患者様一人ひとりに合わせたメンテナンスプランを提供し、長期的にインプラントの健康を守るサポートをしています。
また、コスト面で長期的なメンテナンスが難しい方には、分院である「OCEAN DENTAL OFFICE MINATOMIRAI」で保険の範囲内でアフターケアを受けていただくことも可能です。治療後も安心して通い続けられる環境を整えています。
質問6:他の治療法と比べてインプラントのメリットは何ですか?
歯を失った場合の治療法には、インプラント以外にもブリッジや入れ歯があります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、インプラントの最大の利点は、天然歯に最も近い機能と見た目を取り戻せることです。
ブリッジとの比較
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って支えにする方法です。保険適用も可能で、治療期間も比較的短いというメリットがあります。しかし、健康な歯を削る必要があり、支えとなる歯に負担がかかるというデメリットがあります。
インプラントは、隣の歯を削る必要がなく、独立した歯として機能します。周囲の歯に負担をかけないため、長期的に見ると口腔内全体の健康を保ちやすいです。
入れ歯との比較
入れ歯は、取り外し式の装置です。保険適用が可能で、費用を抑えられるメリットがあります。しかし、違和感が大きい、噛む力が弱い、見た目が気になるといったデメリットがあります。
インプラントは、固定式で違和感がほとんどなく、天然歯の約80%の噛む力を回復できます。見た目も自然で、他人に気づかれることはほとんどありません。
インプラントが適している方
- しっかりと噛める歯を取り戻したい方
- 見た目の美しさを重視される方
- 健康な歯を削りたくない方
- 入れ歯の違和感が苦手な方
- 長期的な視点で口腔内の健康を考えたい方
ただし、インプラントは外科手術が必要で、費用も高額になります。また、治療期間も長くかかります。これらの点を総合的に考慮し、患者様のご希望やライフスタイルに合った治療法を選択することが大切です。
まとめ:安心してインプラント治療を受けるために

インプラント治療に関する代表的な6つの質問にお答えしました。
費用、痛み、治療期間、骨の状態、寿命、他の治療法との比較・・・これらは多くの患者様が初診前に抱える不安です。しかし、正確な情報を知ることで、不安は大きく軽減されます。
当院では、60分の無料カウンセリングとセカンドオピニオンを実施しています。患者様一人ひとりの口腔内の状態を精密に診査し、最適な治療プランをご提案いたします。理事長である私自らが全ての治療に関わり、責任を持って一貫した治療を行います。
完全予約制・完全個室のプライベート空間で、周囲の目を気にせずリラックスして相談できる環境を整えています。マイクロスコープや歯科用CTといった最新機器を駆使し、精密な診査診断と確実な治療を提供します。
インプラント治療は、失った歯の機能と美しさを取り戻すための有効な選択肢です。しかし、それが本当にあなたに合った治療法なのかは、詳しい検査とカウンセリングを経て初めて判断できます。
不安や疑問をお持ちの方は、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。あなたの理想とする口元を実現するために、私たちが全力でサポートいたします。
詳しい情報や無料カウンセリングのご予約は、シャングリラデンタル横浜歯科矯正歯科の公式サイトをご覧ください。あなたのご来院を心よりお待ちしております。
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著者情報
理事長 梶原 基弘NORIHIRO KAJIWARA
- 経歴
- 九州歯科大学口腔インプラント科医員 外来診療チーム長
- 九州歯科大学口腔再建リハビリテーション学分野(口腔インプラント学)大学院歯学博士
- 関東医療法人 東京都、神奈川県にて院長に
- 資格・所属学会
- 日本口腔インプラント学会
- JSOI 日本口腔インプラント学会専門医
- 九州歯科大学歯学博士
投稿論文
- Soft tissue biological response to zirconia and metal implant abutments compared with natural tooth: microcirculation monitoring as a novel bioindicator. Kajiwara N, Masaki C, Mukaibo T, Kondo Y, Nakamoto T, Hosokawa R.Implant Dent. 2015 Feb;24(1):37-41.
- Comparison of plaque accumulation and soft-tissue blood flow with the use of full-arch implant-supported fixed prostheses with mucosal surfaces of different materials: a randomized clinical study. Kanao M, Nakamoto T, Kajiwara N, Kondo Y, Masaki C, Hosokawa R.Clin Oral Implants Res. 2013 Oct;24(10):1137-43.
Two-dimensional real-time blood flow and temperature of soft tissue around maxillary anterior implants. Nakamoto T, Kanao M, Kondo Y, Kajiwara N, Masaki C, Takahashi T, Hosokawa R.Implant Dent. 2012 Dec;
